カトリック宝塚教会
カトリック宝塚教会月報 2011年10月号
秋の心

主任司祭 パスクアル・サオリン・カマチョ神父

夏の最後に怒らせた空は  
         我々の地上の上に自分の怒りを投げ捨て
         雨の鞭は山と谷を激しく打つ。
         昨日、静かに流れる川が
         今日、恐ろしい水の蛇になってしまった。

       蝉のコーラスは
         最後の哀歌を唱える。
         昼が縮む。
         夜は伸びをする。
         日暮れになると、
         涼しい風は昼の汗を溶かす。
         それは心を濡らす秋の到来。

       あちこち、
         太鼓は雷のように空に叫びながら
         若者が運動場を回って、回って走る。
         その間、
         年寄りが過去を眺め
         皆の尊敬を受ける。

       木の枝の冷たい裸はまだ遠いですが、
         冬への長い旅路のための準備をするべき。
         秋は自然の美しい休息、
         心を静めるための平和のよどみ。

       忙しさでこの季節を無駄にしないで、
         今日だけの景色を味わって歩みましょう。
         執着のない心と共に
         秋の心と共に