カトリック宝塚教会  月報「よろこび」  巻頭言  カトリック宝塚教会のロゴ
2017年10月号
「あなたがたが行って、すべての民を私の弟子に」
(マタイ28:19)
主任司祭 カレンガ神父

   教会と共に歩んでいる私たちは宣教の月である10月を過ごしています。教会に遣わされた者としての歩みを振り返り、 遣わされた者の意識を再確認して、祈りを通して、 宣教する教会に貢献できることを、イエス様に願いましょう。

 わたしはあなたを、だれのところへ遣わそうとも、行け( エレミヤ1:7)

 宣教は、教皇フランシスコが言われるように、「快適な場所から出て行って、福音の光を必要としている隅に追いやられたすべての人に届ける勇気を持つことです (福音の喜び20番)」。

 そのために祝う(祈る)ことは大切な助けとなるでしょう。典礼( 祈り)は「福音宣教活動の祝祭であると同時に、自分自身を与えるための原動力の源でもあるのです(24番)。 また、司牧的かつ宣教的な回心も求められます。「たえず宣教中」である地上のすべての地域で宣教するためには、私たち一人一人の「たえず自己改革」と、教会の「たえず自己改革」が今まで以上に必要だと感じています。

 大阪教区再宣教150周年を境に変わって行く大阪教区にあるすべての教会が、宣教する教会、すなわち、すべての人に開かれた教会となることを願いましょう。 バリバリ働いている人々、子育てに奮闘する人々、宿題、テスト、クラブ活動、サークルやゲームに夢中になっている子供や若者たちが教会の組織や構造についていけますように。
また構造的な差別に陥らないため、教会が人々から離れた「余計な組織や、自己中心的なエリート集団、仲良しクラブにならないために組織構造を見直すことが必要ではないでしょうか (福音の喜び28〜29番参照)。
「福音の喜び」に照らし合わせて生まれ変わる教会は以下の特徴を持つのではないでしょうか: @ 柔軟性、A 開放性、B 創造性、 C 多様性、D 適応性 。

 ここで、宝塚教会共同体のだれもが福音宣教の担い手になるために 2018年度〜2019年度のテーマを紹介したいと思います。

 「行ってすべての民をわたしの弟子に (マタイ28:19)、祈りを通してだれもが福音宣教の担い手に」

 宝塚教会が事務的な場所ではなく、用事を済ますための場所でもなく、祈りのうちに、宣教の精神に活かされ、信仰を伝え、愛を証しする場所となりますように祈りましょう。
 

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