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聖母の被昇天の祝日はマリアが栄光につつまれて天国へ上げられたことを祝います。1950年に教皇ピオ12世によって「無原罪の聖母が地上の生涯の終わりにからだも魂もろとも天にあげられた」と定義されました。
これは「おめでとう、恵まれたかた」(ルカ1:28)と神の使いからのあいさつを受け、その生涯においてキリストと最も深く結ばれ、死後においてもキリストの復活と栄光にあずかっていることを意味します。つまりマリアは復活の恵みを受け、キリストを通しての神における人間の完成に到達したことを確信をもって宣言しているのです。
✞ 第1朗読 ヨハネの黙示録(11:19、12:1~6、10)
一人の女性の黙示が、キリストの教会とマリアの姿を表しています。教会の象徴であるマリアは、教会に属する人の姿を表す典型です。
✞ 第2朗読 コリントの信徒への手紙Ⅰ(コリントⅠ15:20~27)
パウロは、キリストの復活がすべての人に救いをもたらすことを、アダムの死と対比させて語っています。 |
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聖母の被昇天 |
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エル・グレコ作 1577 |
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✞ 福音朗読 ルカによる福音書(1:39~56)
イエスを身ごもったことを知ったマリアが親戚のエリザベトを訪れる場面、「マリアの賛歌(マグニフィカト)」。マリアの姿は、イエスを生んだ一人の女性というよりも、人々の代表として描かれています。
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聖母の被昇天への信仰は、マリアだけが特別な存在だと言い表すのではありません。キリストによる救いにあずかる人たちの象徴として、信じるすべての人たちの救いへの希望を表すのです。
ガブリエルによって受けた「お告げ」に「そうなりますように」と答えた従順さに神は聖霊を遣わしました。
私たちは聖母マリアに働かれた聖霊に心を留め、同じ聖霊が私たちに働くように、聖母に取り次ぎを願います。 |
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