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2014年8月号 「ティリデュオ」
主任司祭 パスクアル・サオリン・カマチョ神父

 昔の伝統に従って、すべての小教区には保護者があります。その保護者は小教区に名前だけではなく、模範と守護を与えます。この伝統に従って、たくさんの教区のカテドラルの名前は「聖母マリア」です。しかし、カテドラルだけではなく、多くの小教区もマリア様の名前を使います。
 宝塚教会の設立は8月15日でした。この日は日本で「お盆」ですが、カトリック教会のカレンダーでは、「被昇天の聖母マリア」の祭日です。そのために、わたしたちの教会の当初の兄弟姉妹は、聖人の取り次ぎを使うより、マリア様の取り次ぎを使った方がいいと思って、カトリック宝塚教会に「被昇天の聖母」を名付けました。
 50周年記念の時、被昇天の聖母の祭日の前の9日間、「ノベナ」をしました。覚えていますか? 9日間、阪神地区の9つの小教区の各主任司祭が来てくださって、聖母マリアのテーマでミサをしてくださいました。このようにして、50周年記念ミサのために霊的な準備をすることができました。
 実は、ノベナの目的は大きな祝日のために霊的な準備の機会を持つことです。今年の記念日のためにも、同じような活動をしようと思いましたが、ノベナはちょっと長いので、「ティリデュオ」をすることを考えました。「ティリデュオ」はラテン語から来ることばですが、英語で言ったらもっと分かりやすいと思います。

   「ティリ・デュオ」 : 「Three ・ days」 : 「三日間」

 ヨナは三日間クジラのお腹の中にいて、反省し、出てきた時、逃げないで、神様からいただいた使命を果たしました。また、キリストは三日目に復活しました。聖書では「3」の数字は完全の意味があります。又この数字は変化、回心、生まれ変わりの意味もあります。
 お盆は夏休みの真ん中にあるので、みんなはリラックスしたいと思いますが、ちょっとだけ頑張れば、マリア様の取り次ぎによって神様のもっと近くに行くことが出来ると思います。三日間だけですが、都合がよければ、ラジオ体操と同じ時間に合わせて、マリア様のためのミサに参加して、マリア様の心を味わいましょう。勿論、義務ではありませんが、霊的な助けを感じたら、頑張って、被昇天の聖母マリアのティリデュオに参加してみてください。必ずたくさんの恵みを得て、9月からもっと元気に勤めに戻るための力を得られると思います。


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