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2014年7月号 「サッカーとイエス様」
主任司祭 パスクアル・サオリン・カマチョ神父

  サッカーが大好きな日曜学校のあるリーダーは子どもたちに次の質問をしました:
- 「もし、イエス様がサッカーの試合にいたら、どんなことを通して自分を表わすことができるでしょうか? サッカーの試合の中で、どんなことがイエス様のシンボルだと思いますか?」
子どもたちは質問に驚いて、最初しばらく静かに考えていましたが、順番に自分の意見を言い出しました:
- 「イエス様がサッカーの試合にいたら・・・審判員になると思いますよ!」と、ある子どもが言いました。
しかし、次の声が聞こえました!
- 「わたしは、イエス様が自分のチームを守るゴールキーパーになると思います」。
他の子どもは
- 「ちょっと違うよ! チームの監督になるかもね!」
- 「いえいえ、選手ではなく、試合をゆっくり見るお客様になると思います!」
リーダーはすべての子ども達の応えをよく聞いていましたが、あまり話さない小さい子どもがまだ何も言ってなかったので、リーダーはその子どもにやさしく聞きました:
- 「君は、どう思いますか?」 
小さい子どもははっきりした声で答えました:
- 「ボール! イエス様は ボールになると思うよ!」
他の子どもたちがゲラゲラ笑ったので、小さい子どもは悲しくなりました。その時、リーダーはもっとやさしく聞きました:
- 「どうしてイエス様はサッカーのボールになると思いますか?」
子どもは顔を上げて、答えました:
- 「だって、ボールはみんなが欲しいものではないですか? でも、手に入れたら、足で蹴る。しかし、ボールは何度蹴られても一回も愚痴や不平を言わないよ!」
この応えは日曜学校の子どもたちとリーダーを考えさせました。
スポーツが好きでも、好きではなくても、あなたも考えてみて下さい 。 :
 もうすぐ終了するワールドカップの中に、イエス様はどこにいたと思いますか?


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