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2019年 ご復活号
主は本当に復活した
 (ルカ24:34)

主任司祭 カレンガ神父

   皆さん、ご復活おめでとうございます。この復活祭を目指して、私たちは、エマオの弟子たちとご復活したキリストとの出会いの物語を黙想して来ました。 詩編27の答唱「神よ あなたの顔の光をわたしたちの上に照らしてください」をテーマとし、復活の顔を求めました。復活の顔というと皆さんはどんな顔を思い浮かべるのでしょうか。復活の顔づくりに「成功」できたエマオの弟子たちの歩みを、イエス・キリストの受難と復活の記念であるミサを通して、三つの段階で振り返ってみましょう。

 @ 聖書の言葉の光を受ける弟子たち (みことばの食卓)
 暗い顔つきでエルサレムでの出来事、イエス・キリストが十字架につけられて殺されたことを語る弟子たちに、イエス様は「聖書全体にわたりご自分について書かれていること(ルカ24:27)」を説明すると、彼らはわたしたちの心は燃えていたのではないかと振り返りました(ルカ24:32)。

 A パンを裂く式からの光を受ける弟子たち(キリストの体の食卓)
 聖書のみことばを説明されても、イエス様だと分からなかった弟子たちに、決定的な瞬間が訪れます。それはパンを裂く時でした。その光を受けた二人の目が開け、イエス様だと分かりました(24:31)。

 B よろこびをもってミッションへ(派遣)
 復活したイエス様と出会った弟子たちは、疲れと絶望を克服し、暗い顔つきではなくて元気よく、明るい顔つきで、復活したイエスのことをエルサレムに残った十一人に告げました。主は本当に復活したと(ルカ24:34)。
 人生に傷つき、疲れてしまった時や絶望に陥った時に、ミサ(みことばとキリストの体の食卓)を通して復活したキリストの光を受けましょう。「二人または三人がわたしの名によって集まるところには、わたしもその中にいるのである (マタイ18:20)」。そしてミサに与るたびに、イエスさまを心から認め受け入れることによって復活の顔づくりに成功できることを願います。「心を込めて神を仰ぎ…(ミサ式次第) 」。神様に賛美と感謝をささげる日々を。

 

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