今年2008年は、十二支の最初の干支(えと)である子(ね)の年。
新たなスタートを切るにはもってこいです。
スタートと言えば、先月は4名の方に洗礼を授ける機会に恵まれ、信者としてのスタートに立ち会うことができました。
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洗礼についての教会の教えを復習しますと、「洗礼によって私たちは罪から解放され、神の子として生まれ変わり、キリストの肢体となり、教会の一員となって、その使命に参与する者となります」(『カトリック教会のカテキズム1213』)
大人ならともかく、自分の意志で罪を犯したことがない幼児にも洗礼の必要があるのは、この「原罪から解放されること」が必要だからです。
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「原罪」とは、人祖であるアダムとエバが神の掟にそむいた罪が、子孫である人類に伝わったものです。
カテキズムは「誘惑者に負けたアダムとエバは個人としての罪を犯しましたが、この罪は人間本性を傷つけ、その本性が堕罪の状態で子孫に伝わります」(同上404)と説明しています。
人間である以上、受け継がなければならない罪の状態ということです。
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ところが、創世記の出来事そのものに対して、「そんなおとぎ話のようなことが実際に起こったはずがない」と批判されることがあり、「たった一組の人間から、今のような多人種の人間が分かれてきたとするのは非科学的だ」という主張も多くされました。
しかし最新の遺伝人類学におけるDNAの分析研究によると、現人類の祖先は15万年ほど前にアフリカのタンザニア周辺で誕生し、そこから世界に拡散して行ったこと、ネアンデルタール人やジャワ原人や北京原人などのルーツも中央アフリカであるが、それは現人類の祖先ではなく、しかも両者の交配による混血の証拠も見られないことなどが明らかになってきました。
科学が進歩するに従って、「人祖は二人だけだった」ということが確証されつつあるのです。
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さて、干支で、ネズミは十二支の中ではスタートの動物ですが、大切な締めくくりの動物として登場することもあります。
たとえば、ロシア民話の「大きなかぶ」。
畑のかぶ→おじいさん→おばあさん→孫娘→犬→猫ときて、最後にネズミが加わってやっとかぶは抜けます。
わずかな力とはいえ、不可欠な力なのです。
あるいは日本の諺になっている「風が吹けば桶屋が儲かる」の由来。
大風→土ぼこり→盲人の増加→三味線の増加→三味線用の皮の需要増による猫の減少→ネズミの増加→かじられる桶の増加→桶屋が儲かる…という系列。
ここでも、ネズミが締めくくりです。
スタートにもよし、終わりにもよし、という真に可愛らしく、かつ素晴らしい動物であるネズミにあやかり(そう、私は子年生まれ、 (?) 回目の年男です!)、宝塚教会の皆様がそれぞれのスタートをきり、それぞれのゴールを目指されるようお祈りしています。
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