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カトリック宝塚教会月報 2007年6月号
“雇われ羊飼いのつぶやき”(その7)
花嫁…忠実…涙のしずく…
(夫婦愛)
オプス・デイ属人区司祭 酒井俊弘 神父
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 6月と言えば June bride 。
今月結婚した花嫁は幸せになれるという言い伝えがヨーロッパにあるそうで、日本でも梅雨空をにらみながらわざわざ結婚式を6月にするカップルがいます。
スタートがいつであれ、夫婦はそこからが勝負。
日本には「○○と畳は新しい方がいい」などという大変失礼な(○○の中は怖くて書けません)ことわざがありますが、
フランスには「○○とワインは古い方がいい」ということわざがあるそうです。(未婚女性の皆さん、フランス人男性を探せ!)
こちらの方が真実でしょう。
 カトリック教会は、婚姻の秘跡によって夫婦を聖化し、祝福します。
結ばれる二人は「健やかなときも、病のときも、順境のときも、逆境のときも、死が二人を分かつまで、忠実を保つことを誓います」と神様の前で宣言します。
このような誓いを「不可能だ」と非難する人がいますが、その点について教会はこう言います。
自分の一生を一人の人間に結びつけることは難しく、不可能のように思われるかもしれません。
それだけに、神は決定的で取り消すことのできない愛で私たちを愛しておられ、夫婦は自分たちをはぐくみ支えるこの愛にあずかりながら自分たちの忠実を通して神の忠実な愛の証人となることができる、という福音を告げ知らせることがいっそう重要となります。(『カトリック教会のカテキズム』1648)
夫婦の忠実は、神の愛の忠実さの証なのです。
 夫婦の愛は三段階に成長していくべきだとされます。
《1外的魅力による愛》
まずはここからスタート。
しかし、この段階のままだと、いずれこんな会話が交わされることになります。
夫「お前、ひょっとして俺よりも犬の方を愛してるんとちゃうか?」
妻「そんなことないわよ!ちゃんと同じぐらい愛してるわよ!」
《2互いに支えあう愛》
この人とならやっていける…と互いに頼りにする段階。
ここでストップしていると、「亭主元気で留守がいい」となり、子どもが独立するなどして互いの支えが必要でなくなったときに崩壊の危機を迎えます。
《3意志による愛》
感情や損得だけでなく、「愛しているし、愛し続けたい」という意志を支えにします。
この三つの段階を考えると、前述の結婚の誓いの言葉をこう言い換えることができるかもしれません。
「あなたと結婚するのは、今あなたを愛しているからではありません。毎日、より一層あなたを愛したいからです。」
 さだまさしの《関白宣言》という歌で、臨終間際を想定して夫は言います。
「何もいらない/俺の手を握り/涙のしずく/二つ以上流せ/お前のお陰で/いい人生だったと/俺が言うから/必ず言うから」
そのゴールまで、神様の恵みが欠けることは決してありません。
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