「日曜日と守るべき祝日にごミサにあずかる」という「教会のおきて」は、今でも有効です。
この『守るべき祝日』は日本の教会ではクリスマスと1月1日です。
1月1日は「神の母聖マリア」のお祝い日ですが、日本には初詣をする習慣があることから、カトリック教会もこの日を守るべき祝日としました。
ですから私たちも、お正月は教会に集い、新年のごミサを捧げることで一年を始めます。
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ところが、新年のごミサの後、ある信者さんからこう言われました。
「神父様、新年おめでとうございます。ごミサに来る前に近所の神社で初詣もすませてきました。」
「えっ?」
「おみくじ引いたら、『大吉』でした。今年はのっけから縁起がいいです。」
「・・・」
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信じている宗教が違う方が家族にいる場合などに、寺社を訪れて祈ることはかまいません。
心を込めて唯一の神に祈ればいいからです。
ただ、どの宗教でも同じだと思われるようなつまずきは避けるべきです。
おみくじを引く気持ちは分からなくはないですが、「占い」に拠り所を求めるのは、我々の信仰とは相容れないところがあると思います。
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多くの日本人は占い好きで、大安や仏滅、厄年や方角を気にし、新聞の「今日の運勢」には必ず目を通します。
「動物占い」がはやった時には、「神父様はタヌキです。トラと相性がいいから、阪神ファンなんですよ」と頼みもしないのに教えてくれた人がいました。
そうかと思うと、私の血液型がABだと知って、「道理で・・・」と勝手に納得されたこともありました。(『よろこび』の読者にそんな方はいらっしゃらないでしょうが…)
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占いなどに頼る代わりに頼れるものの一つが「守護の天使」です。
イエス様は小さな子どもたちを軽視しないように注意し、
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彼らの天使たちは天でいつも私の天の父のみ顔を仰いでいる(マタイ18,10)
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と言われました。
ある聖人は時計を直すお金がなかったので、毎朝決まった時間に天使に起こしてもらっていたそうです。
以前に聞いた話ですが、アメリカでカトリック要理を習っていた若い女性が、守護の天使の話を聞いて、「私には信じられません」と言って帰りました。
途中、人気のない公園を通ると、怪しい男が近づいてきます。
思わず「守護の天使、もしいたら助けて下さい!」と願うと、その男はにらみながら何もせずに去っていきました。
翌日、公園でその男が殺人を犯し逮捕されたと新聞で知った女性は、留置所に行って犯人に尋ねました。
「なぜ私を襲わなかったの?」
すると
「あんたは大柄な男と一緒だったじゃないか」
と答えたそうです。
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守護の天使に信心を持つ人の中には、自分の守護の天使に愛称をつけて「仲良く」している人たちが多くいます(拙著『アレクシア』参照)。
私もこれまで Pablito (洗礼名パウロのラテン読みパブロの愛称形)と名付けた守護の天使に随分助けられました。
皆さんも、信仰と信頼をもって守護の天使と付き合ってみてはいかがでしょうか。
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